頑張り登山(会山行)飯豊連峰 前衛 二王子岳(1,420.3M)

GPS LOG 1日3時天気図 1日3時衛星写真 2日6時天気図
2日6時衛星写真 一王子小屋 独標積雪計測柱 雪は締って歩きやすい
山頂にて 2日下山前 2日朝の山頂小屋 下山時の二王子神社


日 時   平成19年12月02日(土)〜03日(日)  
参加者  泊り 椎谷さん、NENさん、VXTさん、木戸さん、安沢、小野さん、会田さん、LTQ(私)
      1日日帰り OPLさん、LOMさん中村(清)さん。PJYさん所用で独標下山
      2日目帰り DAEさん、斉藤先生、NTRさん、佐藤ノさん。HNCさんは12時までに戻るため途中下山
行き先  飯豊連峰 前衛 二王子岳 当初計画は二本木へも寄る計画
天 候   12月1日 曇り 独標から上部はガス帯 夜は風雪
      11月4日 上部吹雪 独標ミゾレ、一王子上部から雨
気 温   1日 7.5度〜11.3度 (7時〜24時)
      2日 7.4度〜10.3度 (1時〜12時)
      2日 現地9時の気温-3℃
風 速  1日 1M〜4M (7時〜24時)
      2日 0M〜6M (1時〜12時)  (気象データ観測ポイントはは新潟県新潟市)
ウインドプロファイラ
      2日06:00(観測地 新潟県高田)1KM W  17M ;2KM W 17M ;3KM WNW16M
装 備   冬山標準
登はん用具:なし
雪山装備:Wストック・ワカン
ナビ用品:GPS、Mポインター、地図、シルバコンパス
防寒具:合羽で代用・フリース 、ダウンジャケット(薄物)
飲み物:水 500ml ポカリスエット500ml
食料品 ハイカロリーぜリー2個 握り飯2個 菓子パン2個、カロリーメイト(行動食)
その他 非常食1,000Kcal分
残 量  菓子パン1個 カロリーメイト 非常食


コースタイム 事柄 備考
1日
06:35分 自宅発
06:55分 集合場所着
07:10分 集合場所発
07:40分 二王子神社着
08:00分 二王子神社発(300M)
09:06分 一王子小屋着(725M)少し下から日帰りの女性と一緒に登る。
10:03分 独標着(994M) 新潟の山田さん(峡彩の山田さんじゃないよ)が我々をパスして行かれる。
12:12分 二王子岳 山頂(1,420.3M)
13:15分 日帰り隊下山
20:00分 就寝

4日
04:30分 起床(本当は5時30分) 夜は風が少し吹いていた。風雪
09:20分 山頂避難小屋発(1,420.3M)
10:00分 油こぼし  少し下で日帰り隊とスライド
10:40分 独標(994M) 少し上で峡彩さんパーティーとスライド
11:15分 一王子避難小屋(725M)
12:15分 二王子神社(300M)
13:17分 自宅着


GPSデータ
TP積算距離    
TP移動時間    
移動平均速度   
全体平均速度   
累積標高(+)    
最高到達点    
GPSデータは下部がLOGが取れなかったので割愛・・・・・原因としては、杉林の混んだ枝の為にGPSの受信状況としては厳しい場所であるため、雨で濡れている場合は殊更厳しいことが原因。

概略
毎年、12月上旬に行われる、会山行の『ガンバリ登山』例年は、日帰りで行われてるが、日程、行き先等は担当の考え方で趣向をこらすことになるのだが、高橋前会長によれば、『悪い時期に、辛い山行』を会の先人が行ったことがあり、このことに因んで、例年ガンバリ登山が計画されている。

反省点
今回の『ガンバリ登山』の目的主旨が練りこまれていない。というか、計画が詰っていなかったような感じがする。
その辺が明確でないことで、何か印象に残ることも勉強になった部分も感じられなかったように思う。
私も含め参加者それぞれ思いが足りない部分があったと思う。
やはり、山では印象に残るとか勉強になる山行をしたいものだ。
また、積雪期の山はそうしたいとボクは個人的にそう感じる。

個人的な作業面では、積雪期のルートと夏道の位置関係を思い出したり、考えながらまた、VXTさんにオカシイところをお聞きして確認しながら登り、遺失してしまった積雪期の目標ポールのGPS座標をとりながら登った。
下山時、一王子小屋の下の方で、雪と泥が混ざったところで、転んでしてまいスネと尾てい骨を強打した。
おかげで合羽ズボンをダメにしてしまった・・・・・ガックシ
4年も5年も、防水が効かなくなるで使った合羽もあるし、今回みたいに即死する合羽もあるなぁ・・・・・痛いよ〜
合羽だけはナシでいうワケにいかない。特にこれからの時期はどうにもなりましぇ〜ん。


記録
1日(土)
朝起きて、インターネットで天気予報を見ると10時頃に弱い雨雲に捉まりそうだ。せめて雪ならと思いつつ、準備をしてでかる。
外が明るくなり山を見ると視界良好で雲底も高い。暫く雨は大丈夫だろう。
集合場所に到着し簡単に行動打ち合わせをしている様子を黙って聞いていた。
車に分乗して、二王子神社へ向かう。二王子神社周辺の雪は消えていた。正月の二王子合宿隊の荷揚げ品も含み共同装備の分配を行い出かけようとすると、若い学生風のグループが炊事場で何かしていた。

冬道をイメージしながら進む。重荷に汗が噴出す。長袖のTシャツ1枚で登る。
一王子避難小屋で正月山行の物資の整理をしたり、今回の為に担当者が上げておいた、物品をザックに付け直して出発。ここまではほとんど雪を踏むことなく、登ってきたが一王子避難小屋から上は雪の上を進む。
雪は締っていて歩きやすい。独標で雪は40センチ位だろうか。
春山合同訓練でご一緒させて頂いた山田さんがパスして行かれた。お顔は覚えがあったのですが、お名前が思い出せず失礼致しました。

さすがに寒くなり長袖を着て登る。

この先、順次ポールのデータ、地形の確認、埋まる沢、雪堤等の出る場所を確認しながら登る。先頭はスタスタ進むが私はマイペースで確認作業をさせて貰いながら歩いた。また、VXTさんと過去の間違い個所をああだった、こうだったと確認しながら進む。

今晩の天気次第、明日の天気次第でルートが不安になる部分があり標識をつける様にお願いする。三王子付近で丁度、夏道を通ったり少し冬道を使ったりするので気をつけたい。
油こぼしの上は流石に風が強く、合羽の上着を着てグローブを出す。雨量計まで順次ポイントを摂り二王子岳。

寒いので早々に小屋に入り、日帰り組みは食事を早々に始める。
泊組も雪を溶かして水を作ったりしながら時間を過ごす。
これから、長い夜が始まる。
どういうわけか、持ち上げたアルマイト鍋に穴が開く。コレは困ったと辺りを探したら、RRXさんの鍋を見つけた。そいつを拝借することとした。夕方、LTKを呼んで交信して、VXTが交信を終了する時、RRXさんからブレイクが入りVXTさんが鍋の借用を申し出てくれた。

その後、NTRさんと交信して明日の段取りを判る範囲で報告。NGIさんを呼んで見たけど取れなかった。一度雪を摂り行く時雲が少しの間切れて、新発田〜新潟の夜景が凄かった。思わずイヤッホッ〜と声がでる。

粘ったけれど眠いので20時前にはスリーピングバッグに潜り込んだ。

2日(日)
5時半起床時間だけど、ボクは誤って5時に時計をセットしたようだ。天気が悪いせいか誰も起きない。6時に二本木には行かない。ので、7時起床に変更。とL。
計画変更を日帰り隊のNTRの携帯へ連絡を入れる。
寒がりの安沢さんは残り少ないガスを手あぶりで使っている。スリーピングバッグでじっとして死んだフリをしていれば
燃料も腹も減らないのに・・・・・

7時に起きて、ラーメンの朝食準備。食欲のない人が若干1名居るのに、8人でラーメン10袋・・・・・多いっぺ。
NENさんと、小野さんがチキンラーメンは飲物とばかりガッツリ食べて完食。おみそれしました。僕はお代わり1回でご馳走様。軽め1杯がやっとの人は水が旨そうでした。

視界70m〜100m位の中小屋を後にする。標識の柄が短いので風当たりの弱いところではギリギリの積雪。アブナイあぶない。
VXTさんと後尾からポールの角度を確認しながら下山していく。油こぼしを過ぎて暫くしたら、日帰り隊スライド
多分、山頂まで進むことでしょう。

日帰り隊とスライドして暫くすると、峡彩山岳会の楡井会長さんら皆さん、トレーニング山行だった様子。
少しだけお話しさせて頂き先を急ぐ。
一王子小屋で小休止して雨でずぶ濡れになり下山。

途中でスネと尻をシコタマ打ち付けてかなり痛かったけど、平気な顔をしていた。
でも下山後合羽を良く見たら・・・・・合羽が即死。被害甚大なり・・・・とほほ・・・・






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